編集部
編集長ブログ
マリリン・モンロー主演、帰らざる河
「帰らざる河」のDVDを借りてきて鑑賞しました。マリリン・モンローとロバート・ミッチャム主演の西部劇。バンフとジャスパで撮影されたということで、一度は観ておきたいと思っていました。考えてみたらマリリン・モンローの映画を観たのは初めてかも。
1954年の映画とあって本来は白黒の映画なのですが、最近の技術って凄いですね。借りたDVDは見事に彩色されていて、カラーの作品として違和感なく見ることができました。コンピュータグラフィックを駆使しているのだろうけれど、具体的にどんな技術で実現しているのか、とても興味があります。
白黒の方が味があるものなのかも知れませんが、この作品を観た目的がカナディアン・ロッキーにあったので、景色を楽しむにはカラー化の効果は絶大でした。青い空と緑の木々。白黒では魅力は半減でしょう。それにマリリン・モンローが酒場で歌うシーンでは真っ赤な口紅が彼女のセクシーさをぐっと引き立てます。
一緒に観た友人によると、シーンのほとんどはジャスパ周辺とのこと。今でもジャスパではあちこちの店にマリリン・モンローの生写真が飾ってあるとか。人を飲み込む激流「帰らざる河」はほとんどがアサバスカ川のようですが、川下りの最後の難所として登場するのはボウ滝。つまりボウ川ということになります。
マリリン・モンローとロバート・ミッチャムはほとんどのスタントを自分たちでこなしたそうです。結構激しいシーンがあるのでこれはすごい。
その役者魂がたたったのかマリリン・モンローは撮影中に足を負傷。バンフ・スプリングス・ホテルで一ヶ月程療養しました。ホテルのボーイ達は誰がマリリン・モンローの車いすを押すか、毎日くじ引きで決めたとか。くじ引きの現場はかなりあつくなっていたのではないかと想像します(笑)。
古い映画なので仕方ないのですが、特撮や合成のシーンがいかにもという感じで違和感大。ハイテクによる見事なカラー化とのギャップが時間の流れを感じさせられます。もしかしたらこの素朴な特撮さえ、ハイテクで違和感ないように加工されるようになる日も来るのでしょうか。でもさすがにそれはオリジナルの方が味がある、という声の方が強いでしょうね。
時代と言えばこの映画。当時の西部劇のご多分に漏れず、インディアンが野蛮な人種として描かれておりバタバタと殺されていきます。子供の頃からこうした西部劇により、インディアンは野蛮なものとして頭に刷り込まれていたと思うと恐ろしくさえあります。
ケビン・コスナー主演の「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(1990)は先住民(インディアン)側の視点に立った西部劇であり、そうした催眠術を少し解いてくれた映画でありました。この映画もアルバータ州でロケされています。ただカナディアンロッキーではなくカルガリー近辺の大平原です。
- Category(s)