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編集長ブログ
近くて遠い、似てもって異なるバンクーバーとロッキー
バンクーバーでの生活もようやく落ち着いてきました。記憶が薄れないうちに引っ越しネタを書き留めておきます。
カナダの全国地図で見るとカナディアン・ロッキーとバンクーバーはすぐ近くにあるように錯覚するのですが、実際の道のりは約900km。なかなか運転しごたえのある距離です。今回は引っ越しとあって、小型のトレーラーをレンタルして牽引していたため運転はかなりゆっくり。いつもよりかなり時間がかかりました。カナディアン・ロッキーを初めとして、いくつかの山脈を超えなければならないため非力な我が家の車には多少酷だったかも。
無理をすれば1日で移動できないこともなかったのですが、長距離運転はあまり好きではないし夜道の運転は避けたかったので途中Hopeという町で一泊。Hopeはバンクーバーの東にある山あいの小さな町です。のどかで良い所なのですが、第二次大戦中には敵国人として罪なき日系人が強制収容されていた場所。現在その記念庭園があります。因にこの強制収容についてはその後カナダ政府は誤りを認め、正式に謝罪および賠償をしています。
今回初めて知ったのですが、映画「ランボー」のほとんどのシーンはHopeで撮影されたとのこと。ランボーはいくつか続編が公開されていますが一作目のやつです。シルベスター・スターローン演じるベトナム帰還兵が警察や州兵を相手に一騒動起こすという話でした。
登場人物の吐く息が白く、ロケ地はさぞ寒い所なんだろうなと想像していましたがカナダだったとは思いもよりませんでした。確か作品の設定ではワシントン州かオレゴン州の田舎町が舞台だったと思います。
この辺りは映画の撮影がとても多い場所で、バンクーバーはNorth Hollywood(北のハリウッド)という異名を持つ程。ちょうど僕らがバンクーバーの街に到着した時もなにかの映画のロケをやっていました。
映画好きな人はバンクーバー訪問前に下調べをしてくると滞在が一層楽しくなると思いますよ。えっ、と思うような意外な映画が撮られたりしていますし、撮影に使われた場所を訪れるのはちょっと感慨深かいものです。僕も今度Hopeに行く時はランボーを観てから行こうと思っています。
長年住み慣れたバンクーバーですが、カナディアン・ロッキーから戻ってくると色々なものが新鮮に感じます。
まず空気。キャンモアの極度に乾燥した空気に比べるとしっとりとしているんです。悪くいうと肌にまとわりつくような感じ。日本よりはかなり湿度が低いのですが、人間の感覚というのはいい加減というか相対的。日本から戻ってくると乾燥していると感じるし、今回キャンモアから戻った時は湿気が多いと感じるのですから。
そして植生。似ているようでいて全然違います。カナディアン・ロッキーの森は針葉樹に支配されていて清楚で整然としていますが、バンクーバー近辺は広葉樹も多く種類が多様。雨が多く気候が温暖なため植物がいきいきとしています。むわっと生気が溢れている感じ。ちょうどバンクーバーは今、新緑の季節。道中薄緑の葉が眩しいくらいに見事でした。カナディアン・ロッキーもこれから新緑の季節を迎えますが、もっとおとなしめになるのではないかと思います。
湖と川の色も違いますね。カナディアン・ロッキーのそれはこの世のものとも思えない美しさ。どこまでもブルーだったり、宝石のような不思議な色合いだったり。道中、バンクーバー近辺で見た湖や川も美しいのですが、もっと現実感のある色をしています。
そうそう言うまでもないかも知れませんがバンクーバーは人口200万人以上のカナダ第2の都市とあり都会です。ガラス張りのモダンな高層ビルが林立。道路は車と人で溢れています。住む人々のリズムもスタイルにも当然大きな違いがあります。活気があり、そして慌ただしくもあり。この印象も相対的なものなので、東京からバンクーバーに戻ってくると静かな地方都市のように感じるのですが…
iRocky.comはカナディアン・ロッキーの旅サイトですが、日本からカナディアン・ロッキーを訪れるほとんどの人はバンクーバーにも滞在するので無関係ではありません。バンクーバーにいる間はちょこちょこバンクーバー情報も発信して行こうと思います。
カナディアン・ロッキーの魅力とはまた違った良さがここにはあります。
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