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エルクの尻は白い
カナディアン・ロッキーを訪れる大きな楽しみの一つは野生動物との出会いでしょう。
国立公園内の自然管理は厳重。動物達も可能な限り自然の状態で生息でできるように保護されているので、動物達にとってはここはパラダイス。まさに野生の王国です。
さぞかし沢山の種類の動物がいるのだろうと思いきや、実は厳寒の冬に適応できるということがこの王国の永住資格。その資格を満たす動物はかなり限られていると友人から聞かされて意外に思いました。
昨日ガイドブックでその数字を見かけたのですが、ざっとあげると…
- 哺乳類:69種類
- 昆虫:約2万種類
- 魚:40種類
- 両生類・爬虫類:16種類
- 鳥類:277種類
出典: Graem Pole著 "Canadian Rockies"
参考までに中南米のコスタリカの数字は…
- 哺乳類:205種類
- 蝶:1240種類
- 魚:1013種類
- 両生類:160種類
- 爬虫類:218種類
- 鳥類:845種類
やはりコスタリカは南の楽園ですね〜 見事なまでの多様性です。いつかは訪れてみたい。
コスタリカの話は置いといて、カナディアン・ロッキーの動物達。種類は少ないけれど、役者の顔ぶれはそうそうたるものがあります。
大型の哺乳類ですと、グリズリー・ベア、ブラック・ベアー、エルク、ムース、オオカミ、マウンテン・ゴート、ビッグホーン・シープなどなど。
これらの動物が車が行き交う道路脇に何食わぬ顔で出没するのですからすごい!
数週間前にレイク・ルイーズからバンフに向う途中、ボウ・バレー・パークウェイでエルクに遭遇しました。大人のオスで、肩までの高さで1.5mくらいはありそうな堂々たる体格。頭には見事な枝振り(?)の大きな角。
道路脇の木に体をこすりつけていたいので、車を停めて車中から眺めていたところ、そのうち悠然と歩き始めました。一緒にいた友人の車のすぐ前をかすめるようにして、道路を横断。その動きの優雅さと貫禄には鳥肌が立ちましたよ。映画「もののけ姫」に出てくるししがみ様の雰囲気そのもの。10分近く見入っていました。
エルクには色々な別名があって、レッド・ディアとかワピティも呼ばれます。ワピティとは先住民の言葉で「白い尻」という意味だそうです。
群れをなしているということもあって、カナディアン・ロッキーでは遭遇するチャンスはかなり大きい動物です。
冒頭の写真は数ヶ月前に近所で撮ったもの。寒い冬の中、ワピティの群れが前足で雪をよけながら草を育んでいます。ここにいるのはメスばかりなので角はありません。野生動物のたくましさを感じさせられた一時でした。
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